最近の迷惑メールや詐欺は少し度が過ぎるのでこの記事を書くことにしました。
- 迷惑メールも詐欺もなくなることはない
- 迷惑メールのお話
- ブロックは難しい&あまり効果がない
- 無視してもくる
- じゃあどうすればいいのか
- 詐欺は冷静になれば対処できる(引っかからない)
- (絶対)儲かる系
- 元本保証系
- 実績アピール系
- どうあれ
- 時限爆弾
- 異様に安い
- オレオレ系
- 信じる者は…
- さいごに
迷惑メールも詐欺もなくなることはない
真面目に働くよりも、無数に送りつけてそのうちの一部がひっかかればボロ儲けとなれば、なくなることはこの先もないと思います(時代の流れによってそのやり方や形態が変わる可能性はあるでしょうけど)
迷惑メールのお話
一応私はプロバイダ勤務経験があるので仕組みや理屈は百も承知です。
(見た目の)相手はヘッダ情報を調べれば分かります。
とはいえどうにもならないです。
何故かと申しますと、踏み台を経由することもあれば、実態のない管理者である可能性もあれば、借金まみれで名義利用されているだけのスケープゴートである可能性もあれば、悪の本体に辿り着かないからです。
よほどの実害でも生じなければ、それを追う手間や労力、費用を考えた時、泣き寝入りしかないというのが現実だと思います。
ブロックは難しい&あまり効果がない
まず、パソコン経由のメールをブロックすればそれなりに迷惑メールは減らせますが、仕事でPCメールを携帯に転送していたり、PC経由のメールを全て遮断すると不便も生じるので、ビジネスマンにとっては難しい選択肢です。
次に、ドメインやIPアドレス単位での拒否ですが、これも効果はありません。
そもそもが迷惑メールや詐欺専門の業者ですから、そのくらい(の対策を相手方が講じてくること)は織り込み済みです。
ようするに相手(迷惑メールや詐欺側)にもプロがついているということです。
色々な手段や手法を知っていればドメインやIPを変えることくらいワケないことです。
せいぜいブロックされていることに気付くまでの数日間程度大人しくなるくらいなもので、ブロックされていることが分かればそれを変えて送ってくるだけです。
無視してもくる
無視しかないですが、無視しても大量に日々送ってくるので非常に悪質です。
仮に国や関係機関がサイバー攻撃がらみと合わせて対策を考えた所で、イタチのなんとやらというやつで、結局「そうくるならこうする」の繰り返しで、個人で防ぐというのは現実的にほぼほぼ不可能です。
何故そうなるのかといえば、今のIT技術、インターネットの仕組みがそうだからということになります。
じゃあどうすればいいのか
本文を表示しない(タップやクリックしない)そのまま即ゴミ箱逝きか一切触らず放置くらいです。
添付ファイルのウィルスはご存じの方も多いと思いますが、HTMLメールはプレビュー感染ということもあります。
テキストプレーンでは感染しませんが、HTML形式の場合スクリプトを活動させることができるため、表示した時点でそのスクリプトが実行され、モノと場合によっては感染するということになります。
ですので、メールの表示はよほど信頼出来る場合以外は基本テキストビューで。
詐欺は冷静になれば対処できる(引っかからない)
詐欺は防げます。
「おいしい話に飛びつかない」ことがなによりだと思います。
(絶対)儲かる系
そんなに儲かるなら一人でコッソリやってるだろって話ですので、その辺も冷静になればありえないことが分かると思います。
この手は投資系に多いように思いますが、どうみても根拠ない&未来なんざインサイダーやら違法でもない限り関係者以外分かるわけがないので。
元本保証系
保証が保証の体を為すなら詐欺じゃねぇぇぇ…って話で。
そもそもがそういう言葉遊びくらいのもんです。
連帯保証人の決まり文句である「必ず返すから」と似たようなレベルかと。
実績アピール系
例えば競馬の3連単100万馬券1点買い的中画像を見せる等がこのタイプです。
事実当たっているのだから…と思うかもしれませんが…
大抵そのタイプは全通り買ってます。
そこでいかにもという部分だけを切り取って、あたかも一点買いのみで的中したように見せて食いつかせる手法をとっているだけのことです。
後で食いついて騙された人から回収できるので、全通り購入する費用は初期投資の経費みたいなもんですね。
どうあれ
本当に確実に儲かるのであれば、名前も顔も知らない、なんの縁もゆかりもない相手に、そのような儲け話を言うこと自体不自然だと気付くと思います。
時限爆弾
冷静になると上記のようにバレるので、人数制限や時間制限、個数制限等を設けることで「今契約しないと!」と冷静思考を奪う戦略に出るのも常套手段です。
異様に安い
フォントサイズいくつですか~?ってくらい小さい字で腐るほど色々なことが書かれているのを見落とすとハマるパターンです。
ひどい所だと、購入した商品自体送られてこない&クレジット情報抜かれるということもあれば、実は定期購入でしたということもあれば、初回はこの値段だけど2回目から跳ね上がる&1年間は解約できませんということもあれば、色々あの手この手あります。
※基本的にはありえないと思った方がよいかと。
※メルカリやフリマで掘り出し物とかはありますので全てが詐欺等ではないですが。
オレオレ系
息子や孫を騙る系は、事前に家族間で合言葉(暗証番号みたいなものですね)でも決めておけば全て消し飛ばせます。
「以前家族で決めた合言葉言って」の一言でその電話は切れるでしょう。
信じる者は…
救われるのか馬鹿を見るのか。
今の時代、日本ももはや性善説は崩壊していると思ってみた方がよいと思います。
迷惑メールや詐欺がこれだけ横行するということは、それだけ国が貧しくなったということです。
もし他で儲かっていたら、もっとアシのつきにくい方法で儲かるのなら、あるいは合法で食えるのなら、そもそもわざわざリスクのあるやり方なんてとりませんので。
さいごに
もしこういうもの(迷惑メールや詐欺)にやられると、自分自身も病むと思いますが、それに連なる家族にも影響がある可能性もありえますし、場合によっては友人や知人にまで迷惑がかかったり、信用を失うこともありえます。
おいしそうなものには飛びつかない、食いつかない、これが身を守る上で一番だと思います。
一旦立ち止まって、冷静に考えれば分かるものばかりですので、とりあえず冷静に深呼吸からで。
ではまた!