まずチェックリストA(日常)では、出来る限り簡単でおうちで出来ることをリストアップしています。
あまり難しく考えずに出来そうなものがあればということで。
※以下は家の中でのチェックリストであり、外出先は含みません。
・チェックリスト A(日常)
- ガスの使用チェック(daily・weekly・monthly)
- 電気の使用チェック(〃) ※〃→同上
- 水道の使用チェック(〃)
- トイレチェック(〃)
- 食事チェック(〃)
- ゴミチェック(weekly・monthly)
・チェック内容(dailyの例)
※厳密にどうというよりは大体のライフサイクルチェック的なイメージです。
項目1 1日にガスを使った時間帯や回数、内容(目的等)
項目2 1日に電気を使った時間帯や回数、内容(目的等)
項目3 1日に水道を使った時間帯や回数、内容(目的等)
項目4 1日にトイレに行った回数
項目5 1日の食事回数
※項目6は1週間単位~1ヶ月単位くらいで
項目6 1週間、1ヶ月あたりの燃えるゴミや燃えないゴミをゴミステーションに出した回数
・目的(1~3)
1日(1週間・1ヶ月)に、普段どのくらいガスや電気、水道を家で普段利用していて、その用途がどのようなものなのかを分析すると、そこで最悪削れる(我慢できそうなもの)とどう考えても削れないもの(我慢できそうにないもの)がまず見えてきます。
例えばガスの場合、毎日茶葉と水をやかんにいれて沸騰させて1日に使うお茶をつくっているとか、夜ご飯にガスを使わない日はないだとか、色々あると思います。
カセットコンロとボンベが必要かどうか、必要ならボンベがどのくらいあるとどのくらいの期間持ちこたえれそうかが見えてくると思います。
(基本私は常々最悪ガスは全般諦める方向性でお話させていただいておりますが…)
電気であれば、エアコンや電子レンジ、電子ジャー、ドライヤー、スマホの充電など日々当たり前に使ってるものや、冷蔵庫などずっと稼働しっぱなしのものもあると思います。
どのような製品を普段使用していて、それが何ワット必要な製品なのか?そこで必要最低ワット数が見えてくると思います。
例えばドライヤーであれば1000Wオーバーもありえます。
ポータブル電源でも1000w級はありますが、そもそも高いし重いしで、有事だったらドライヤーくらい諦めようとか、その辺を頭で整理して、本当に必要なものだけにかかる必要ワット数を見極めることで、必要とするポータブル電源が見えてくると思います。
水道はお風呂や食器を洗う、手を洗う、あるいは飲む、うがいをする、日常的に非常に重要度の高いものであり、かつ結構な量を使っているものです。
有事においては風呂は現実的ではないので消さざるを得ない項目になると思いますが、食器を洗うなども有事では諦める可能性が高いものです。
しかし手を洗うだとか水を飲むあたりはなかなか消せない項目だと思います。
その消せない項目を2リットルのペットボトルの水で運用してみた時に、どう考えても必要な1日の水の絶対量がみえてくるはずです。
※有事でも1週間に1回くらい頭を洗うだろうとか体を拭くだろうとかも想定して少し多めに見積もった方が良いと思います。
・目的(4)
トイレの使用回数によって、有事の際に使用する可能性が高い簡易トイレ(←本体も含めて)1日あたり、週あたり、月あたりに必要な凝固剤数や汚物入れ数、洗浄剤の量などが見えてくると思います。
・目的(5)
どのくらいのボリュームを節約(我慢とも言える気がしないでもない…)できるのか、あるいは缶詰や非常食に代替できるのか、それによって必要な非常食の内容や備蓄数が見えてくると思います。
・目的(6)
以外にゴミの問題は大きいと思います。
捨てる場所があれば良いですが、有事においてはそもそもない可能性もあれば行政の収集が機能しない可能性もあります。
出来る限りゴミは減らせるにこしたことはありませんので、その辺もゴミ量の少ないものの準備という意味で検討の余地があると思います。
時間帯の話
朝か昼か夜かくらいの区分で十分だと思います。
「夜」必要なものは有事の状況次第ではやっかいになる(照明の問題、治安の問題等、周辺環境的なリスクが高くなる)可能性があるので、少し慎重に見極める必要があると思います。
ここまでの話
まずチェックするということで、有事に対する備えとして、準備的なフェーズです。
実行フェーズにおいては具体的に「じゃあ何を備蓄として用意しておこうか、いくら予算をつけようか、我慢できないものを何か別のもので補えないだろうかどうしようか」
そのような話になってきます。
とりあえずチェックリストA(日常)はこのような感じで日常(家の中で今からでも出来そうなこと)メインです。
必要なものや量を割り出す時には、現状を把握して逆算するのが一番リアルだと思います。