今回はタイトル通り、(危機)生活インフラレベル2(電気死亡級)についてお話させていただきたいと思います。
生活インフラレベル1のリンクはこちら
※ガスと電気では色々と異なりますが「夏場」「冬場」という季節の問題部分では一致する話もあると思います。
※正直電気が死ぬ時ってガスも死んでるんじゃないの?って気も多少するんですが、話を分かりやすくするために別々の問題として書かせていただきます。
電気は(ガスに比べ)全然ヌルくない
停電の経験は多くの方があるのではないかと思います。
実際私は冬場(気温0度位の時)にご丁寧に夜停電した(復旧に半日程度かかった)ことがあります。
原因は配電盤?か何かの老朽化だったみたいですが…
※以下少し停電レベルの話を先にさせていただきます
真っ暗のカオス&寒くて(または夏場なら暑くて)死ねる
いかに人間が電気に頼って(というかもはや依存して)生きているかが分かります。
LEDライトなんか照らしながらゾロゾロと皆外に出てきてウロウロしだすわけですが、電気がないと完全に「ゴーストタウン」状態ですのでゾンビの街みたいになります。
しかも私の時は冬場で非常に寒かった&雪もあったのでより不安が募りました。
脱出は吉か凶か
現代社会の停電というと長くても数十分から一時間程度というイメージです。
それが3時間たっても復旧しない…6時間たっても復旧しない…
そうなってくるといよいよ皆考え出すわけです。
車でどこかに移動する人も出てきます。
(車のエアコンはきくので暖をとる意味もあると思いますが)
家を空けるというのも不安
何せ地域一体完全なる「闇」状態です。
家を空ければ火事場泥棒リスクもあがります。
寒くてもとりあえず毛布に包まって家にいる(明るくなる朝までなんとか耐える)という選択をされる方もいます。
難しい判断ですが、停電ですらそのくらいの混乱になります。
本題(電気死亡級)
停電ではなく完全に電気が死にました。
これがどれほどヤバいかは上述させていただいた停電レベルでもはやお察しいただけるのではないかと思います。
備えといっても
夜間は灯りが無ければ見えません。
その灯りがLEDライトレベルだと、視界的にも出来る範囲的にも普段と比べて大きく制約がかかります(手元にあるものを触るとか何かのスイッチを探すのも大変ですので)
つまり、その混乱レベルはガスの比ではないということです。
電気で解決する(というか出来る)有事のサバイバルは多くあります。
※ポータブル電源の話は個別案件として、より詳細に、具体的に、倉庫カテゴリの方でさせていただきます。
話を戻しまして、どれだけの備えがあっても電気がないということは、恐ろしく不便極まりない状況下だということです。
日中が勝負
夜間は「耐える」
活動は「日中に」
これが基本だと(私は)思います。
明るい内にやれることをやってしまい、夜間は耐える。
仮にポータブル電源があっても節約は大切です。
ポータブル電源の充電もソーラーパネルがあったとしても時間がかかります。
水道が生きていることは不幸中の幸い
これが電気死亡がまだ危機レベル2である所以です。
悪い方に考え出すとキリがないですが、水が生きているというのは幸せなことです。
飲料水や手洗い、うがい、薬を飲む、トイレの問題が解決する、これだけでも御の字くらいです。
水も電気がなくてもカセットコンロや(ガスが生きていればガスで)温めることも可能です。
圧倒的に「水」に比べたらまだ戦える。
あとがき
練習もアリかもしれません(※危険ですのでほどほどに)
(ガスにも水道にもいえますが)一度ワザと夜間電気を使わずに過ごしてみる、いわゆる有事リハーサルなんかも余裕があればやってみるのもいいと思います。
どの3大要素が欠けてもめちゃくちゃ不便ですから(→実際にやった人)
慣れてきたら(慣れるのか)3大要素の2つを切る、ラストは3大要素全停止までやれればかなりの覚悟が備わると思います。
5段階なのでレベル2ですが、半日、1日電気がないだけでも、慣れてなければ激しいストレスです。抵抗力というか免疫力というか、色々サバイバル体験をしておくのは今の時代にアリかもしれません。
身近にガチキャンパーの方がいらっしゃれば、そういう方に色々と教えてもらって「不便な」経験をしておくこともすごく良いと思います。
有事においては他の危機リスク(車死亡や徒歩全力ダッシュ、継続期間問題)と複合する可能性が高い話ですので、突然我が身に危機が発生すると、体力の前にメンタルがやられる可能性が高いと思います。
生活危機インフラレベル2(電気死亡級)は以上です。
自分で書いててカオスすぎて苦笑いですよ本当に…
大雪時の停電のトラウマがフラッシュバック、、