危機レベル2は以下の通りです。
レベル2 車で脱出可能だがガソリン持続困難レベル
※いずれ記事が出そろいましたら、見やすくまとめページをつくらせていただきますので今しばらくはこれでお許し下さい。
ちなみに危機レベル1のリンクも一応張っておきますね。
※別記事の継続期間レベルと生活インフラレベルと組み合わせて読んでいただけましたら幸いでございます。
レベル2の時点でもはやヌルくはない
有事のレベル2というのは平時のレベル15~20くらいなイメージです。
もはや鋼の剣と鋼の鎧くらい身に纏わないと先に進めないよレベルの危機です。
ガソリン供給が困難な時点で
車の価値はもはや頑丈な屋根付きのテントくらいでしかありません。
とはいえプライベート空間があるだけでもいくらかはマシです。
そういう意味ではまだレベル2といえます。
車中泊の備えVer.2
※ベースアイテムに関しましてはレベル1と同じであり、それを包含、或いはさらに追加、削除(スペースにおいて取捨選択が必要になる可能性有)するものとお考えいただければ幸いでございます。
従ってレベル1で記載しているものとの「差分」のみ以下に記載します。
- ビニールウォータータンク5Lレベル✖2程度 【追加項目】
- 目張り 【追加項目】
- 頑丈で固いモノ(例:スコップ等) 【追加項目】
- ※水4ダース想定なら2ダースほど減 【削除項目】
- LEDライト(少し広範囲に照らせるもの)【※防災グッズ小物系にあればそれで】
個別詳細
ビニールウォータータンク5Lレベル✖2程度について
危機レベル1においてはそのまま直の水を段ボール数ダース分というお話をさせていただきました。
しかしこの状況下になってくると給水出来る状況をつくることも重要になってきます。
水の補給線(例えば公園など)を確保していかないと、限りある在庫だけでは先行き不透明な中では安心出来ませんので。
目張りについて
車を覗き見されるのは嫌なものです。
睡眠中等隙を見せると暴漢に襲われるかもしれません。
車が動けない想定ですから、出来る限り見られたくない部分は隠して手の内を見せない対策も重要になってくると思います。
頑丈で固いモノ
スコップがスタンダードかもしれません。道が土砂などで塞がれている場合にも使えますし、雪が降れば雪をどかすのにも使えます。
しかし、そういう意味で言ってません(それなら最初からスコップと書きます)
どういうことかと申しますと、武器として、です。
襲われる可能性もゼロとはいえません。
身を守る武器はあったほうがいいでしょう。
抽象的にした理由はあまり変なモノだと例によって銃刀法違反だとかメンドクサイことになるので、濁して頑丈で固いモノ(スコップ)等と記載させていただいた次第です。
水4ダース想定なら2ダースほど減
これは先ほど記載させていただきました、ビニールウォータータンクの話からです。
どの道長期戦になるのであれば、水をいくら持ち運んだ所でいずれ足りなくなります。
重いですし場所もとるものですので、ここまでいくならもはや補給前提に切り替えた方がいいと思います。
LEDライト(少し広範囲に照らせるもの)
夜間、対外的に車内に人がいること(どちらかというと起きていること)を明示的にするために、少し広範囲の明るいモノで記載させていただいております。
目張りの防犯と矛盾するように感じるかもしれませんが、目張りは目張りで隠す部分は隠すべきですが、誰もいないとなると、窃盗を試みる輩が沸く可能性もあります。
灯りがあることで、そういった暴漢が近寄りにくくするために、中は良く見えないけど明るいから起きてそうだし人いるんだなと思わせることが大切です。
※あまり明るく丸見えにすると「眩しくて寝れない!」という苦情が近くに退避している他の方からくる可能性もあります。
目張りと併せて「ほどほど」が大切です。
あとがき
レベル1に比べると、移動できない分「襲われる」リスクがアップします。
特に高齢者の方や女性、子供がいる場合には注意が必要です。
わざわざイカツイ人にアタるより、勝てそうな弱そうな所にいくのが世の常です。
小さな子供がいる場合、夜中泣き叫んだりなどするかもしれません。
大勢いる場所は衆目監視的に安全性はあがりますが、うるさい等のトラブルに発展する可能性もあります。
「人が他人にやさしくできるのは、自分の人生に余裕がある時だけ」
くらいの心構えが必要です。
つまり有事においては、皆ピリピリしてますので、普段なら「子供のすることだから」で通るような話でも「うるさい」「いい加減にしろ」となりかねません。
そういう意味で、離れた所に駐車せざるをえないこともありえると思います。
その場合、狙われるリスクがアップするため、上記のような自衛対策は必須になってくると思います。
基本的に交代制で寝る(一人なら明るい時に寝る)
夜間はどうしたって治安が低下します。
複数人で車にいるなら、1人ずつ交代で寝て、寝てる間他の方が目を光らせるという形をとることを推奨いたします。
※夜が最も危険なので夜間の見張り(起きている人)は男性が好ましいと思います。
一人なら夜間寝るのは無防備になって突然の攻撃に対応できないリスクが高いため、日中、人目がある場所で寝るのが安全上良いと思います。
これでも(レベル2でも)プライベート空間が確保できるだけまだマシ
本気で修羅モードはレベル3以降です。
それはレベル3以降きっちりまた書いていきますが、治安の悪いスラム街に夜間、徒歩で一人で歩くようなイメージを想定していただければ分かりやすいかと思います。
まあ暴漢にとってはカモノネギという話になります。
成人男性でも相手によっては厳しいかもしれません。
変な話ですが、暴漢も命がかかっていたら命がけです。
手段を選ばない可能性は十分にあります。
相手が複数人徒党を組んでいたら、多少腕に自信のある男性でも厳しいでしょう。
そうなるともう上述した鋼の剣と鎧くらいでは…
常に最悪を想定する
これは元々昔からの(平時からの)私の生き方というか心の備えですが、常に最悪を想定して生きるというのは有事においてはより有効だと思います。
元々死にながら生きてる(ゾンビかって話ですが)くらいに人生思っとけば、大抵のことでは驚かない(変なメンタルダメージがない)ので、わりとタフに生きれます。
救助もアテにしない
有事において他人に対して何らかの期待をしたり願う類は心の毒です。
もし来てもらえたらラッキー!くらいの心構えでいないと、どんどん不安になって、落ち着きがなくなって、心がおかしくなってきてしまいます。
以上です。
自分で書いていてこれでレベル2とかヤバいなって思います本当に…
しかし過酷な現場仕事の経験や、普通に死にかけた経験もある私的には、このくらいがリアルだと思います。